【2017年7月開催】 実務セミナー
実務に活かす! 法人税の基礎がため
会社が納める税金の大部分を占める「法人税」。経理担当者にとって、「法人税」を正しく理解しておくことは不可欠といえるでしょう。しかしながら、実務経験はあるものの、税金に関する知識に苦手意識や不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。そこで、おもに「法人税」について、そのあらましや計算のしくみなど基本的な知識を分かりやすく解説しつつ、実務におけるポイントを確認します。「法人税」に関する知識が浅い方や、「法人税」の体系的な理解を目指す方にオススメの入門講座です。
2017年7月13日(木) 13:30~16:30
講師:宮間祐介氏(税理士) あいわ税理士法人マネジャー。平成16年青山学院大学経営学部卒。大学卒業後、個人会計事務所、国内大手税理士法人を経て、平成23年あいわ税理士法人入所。上場企業、中堅企業への税務コンサルティング業務を中心に、IPO支援、資本政策、相続対策、など幅広い業務に従事。
○法人税のあらまし
○計算のしくみ
○税務調整項目(役員給与、交際費、減価償却費、貸倒引当金等)
○実務におけるポイント ほか
▲セミナーの様子
簿記の知識や経理の経験がある程度あっても、税金のしくみに関してはよく分からない、という方も実は多いといいます。 そこで今回のセミナーでは、会社の納める税金のうち最も比重の高い法人税について、初めて勉強する方でも理解しやすいよう、「法人税とは」「納付先や納付期限は?」といった基礎知識から丁寧に解説していただきました。
そもそも、法人税は法人の所得に課される税金ですが、この課税所得と、会計上算出された当期利益とは、必ずしも一致するものではなく、法人税についての知識が浅い方にとってはわかりにくいポイントのひとつといえると思います。
今回講師を務めていただいた税理士の宮間祐介先生によれば、
「法人税を理解する上では、会計上の当期利益の算出目的である「
適正な期間損益計算」と、税務上の課税所得の算出目的である「
課税の公平」の違いを理解しておくことが最も重要といえます」
セミナーでは、計算のしくみや主要な税務調整項目について、この“算出目的”に着目しながら、根拠立てて解説していただきました。例えば、会計上費用となる「交際費」が、原則損金に算入されない理由として、必要以上に使って税金を減らそうという、という冗費(無駄遣い)になる可能性が高く、「課税の公平」という考え方に反するという点を挙げてわかりやすく説明いただき、大きくうなずいて納得された様子の方も多く見受けられました。
さらに、申告書を作成するにあたって、これら税務調整項目がどのように別表に落とし込まれていくのか、順を追って確認していきましたので、今まであいまいだった法人税について、しっかりと全体像をとらえることができたと感じた受講者の方も多かったようです。
噛み砕いた解説で、初心者の方からも大変ご好評いただいたセミナーの模様は、お手元のDVDでご覧ください。
(DVD収録時間:2時間40分37秒)