【2017年11月開催】 実務セミナー
銀行融資から補助金まで 企業を強くする資金調達術
企業にとって資金調達は悩みのひとつでしょうが、「資金は会社の血液である」と言われるほど、重要な課題でもあります。逆に言えば、会社を弱体化させないためにも、資金の確保が重要であるともいうことができるでしょう。たとえ今は問題なくても、万が一不測の事態に陥ったときでも対応できるよう事前の手立ても用意しておくことも大切です。資金調達に臨む担当者が知っておきたいノウハウを教えます。
2017年11月21日(火) 13:30~16:30
講師:吉田学氏(資金調達コンサルタント) (株)MBSコンサルティング 代表取締役。財務・資金調達コンサルタント。1998年の起業以来、「資金繰り・資金調達支援」に特化して創業者や中小事業者を支援してきた。これまでに1000社以上の資金調達相談・支援を行い、その資金調達支援総額は、優に20億円を超える。主な著書に「社長のための資金調達100の方法」(ダイヤモンド社)、「税理士・認定支援機関のための資金調達支援ガイド」(中央経済社)等がある。
○資金調達の基礎知識~どんな選択肢があるか
○金融機関との付き合い方
○融資の可能性を引き上げるのに必要なこと
○補助金の活用
○日頃から情報をいかに収集しておくか
▲セミナーの様子
資金調達の方法を、皆さんはどのくらいご存知でしょうか。
今のところ資金繰りに不安はないから、特に必要を感じていないという方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、問題がないときにこそ、イザというときに使える手立てやノウハウを知っておきたいところです。
そこで今回のセミナーでは、資金調達コンサルタントとしてご活躍で、これまでに1,000社以上の資金調達相談・支援を行われていらっしゃる、吉田学先生を講師に迎え、資金調達の主軸ともいえる銀行融資をはじめとして、様々な資金調達の手立てについて講義いただきました。
吉田先生によれば、金融庁により「事業性評価融資」が推進されている昨今、銀行に対して企業がとるべき姿勢も変わってきているといいます。 「事業性評価融資」は、従来の決算書の数字のみをもとに評価する手法とは異なり、事業内容や成長の可能性なども含めて評価する手法であり、決算書に変わって「企業概要書」や「俯瞰図(ビジネスモデル図)」など様々な資料が評価材料となります。したがって、それらの資料をいかに企業側から銀行に提示できるかが重要になるというのです。
決算書を見せて評価してもらうだけ、という受身の姿勢ではなく、自社の情報を公開し、アピールしていくという積極的な姿勢が、「事業性評価融資」を勝ち取るための大きなカギといえそうです。
とはいえ、決算書が評価に大きな影響を与えることに今後も変わりはありません。セミナーでは、銀行がどのように財務分析するのか、それを踏まえてどうやって財務改善に向かうのか、についても解説いただき、金融機関の目線を捉えた分かりやすい解説には、「銀行がどこを見ているのかが分かって参考になった」という声も多く聞かれました。
その他、ノンバンク融資や補助金、保険の活用など、様々な角度からの資金調達方法をご紹介いただいたセミナーの模様は、お手元のDVDでご確認ください。
(DVD収録時間:2時間36分51秒)