【2021年2月開催】 実務セミナー
中小企業が知っておくべき ウィズコロナ時代の人事評価制度の勘どころ
社員の定着やパフォーマンス向上に大きく影響を与える評価制度。適切な制度の構築・運用は、人材確保はもちろん、業績アップという面からも、中小企業にとって重要課題のひとつといえます。
一方で、新型コロナウイルスの影響により、社員の働き方は今、大きな変革の時を迎えており、これまで通りの評価制度では対応しきれていないという企業も多いのではないでしょうか。
そこで本セミナーでは、社員のやる気や信頼感を高める効果的な人事評価制度構築のノウハウをお伝えするとともに、これからの評価制度の在り方について、中小企業で取り組みやすい施策等も紹介しながら解説していきます。
2021年2月12日(金) 13:30~16:30
講師:卜部幸恵氏(人事コンサルタント) 同志社大学在学中、スターバックスでのアルバイトを通じて人事戦略が組織を強くすることを実感し、人事の魅力に目覚める。国内大手メーカーでの人事担当を経て組織デザイン研究所に入所。クライアントの人事課題解決に尽力している。
○近年の中小企業人事を取りまく外部環境
○エンゲージメントの重要性
○評価制度の役割と重要性
○評価制度構築のポイント
○効果的な1on1を実践しよう
▲セミナーの様子
企業人事を取り巻く状況は時代とともに変化しますが、今般のコロナ禍により、いっそう大きな変革の時を迎えているといえるでしょう。従業員の働き方も多様化し、従来の評価制度では対応しきれないと、行き詰まり感を抱いている企業も多いのではないでしょうか。 そこで本セミナーでは、人事コンサルタントとしてご活躍の卜部幸恵先生を講師にお迎えし、“ウィズコロナ”と言われるこれからの時代に合った評価制度について、重要となる考え方や制度構築のポイントを、中小企業でも導入しやすい施策なども交えながら解説いただきました。
今回、重要なキーワードとして取り上げられたのが、「エンゲージメント」。これまで重要視されてきた「従業員満足度(会社が与えるもの)」や「モチベーション(従業員が感じるもの)」といった一方向的な指標ではなく、会社と従業員との“繋がり”を表す指標として、昨今注目されている重要な考え方です。
卜部先生によれば、従業員の「エンゲージメント」は、効果的な評価制度や施策を導入することで高めることができるといい、今回は3つのポイントを挙げて解説いただきました。
ポイントのひとつとして挙げられたのが、“ちょいジョブ型”の評価制度です。リモートワークの急増により「ジョブ型雇用」が注目を浴びていますが、雇用システムそのものを導入するのはたやすいことではありません。そこでまずは、仕事内容を細かく見える化し、それに応じた評価基準を設けるという、「ジョブ型雇用」ならではの評価方法についてのみ、取り入れていくというのが“ちょいジョブ型”。中小企業でも比較的導入しやすく、リモート下でのエンゲージメント向上に効果的だといいます。
セミナーでは、前提となる「ジョブ型雇用」の知識から、“ちょいジョブ型”の具体的な導入方法まで、丁寧に解説していただきました。
また、卜部先生は、ハード面である「評価制度」だけでなく、ソフト面として会社が行なう施策や支援の重要性も強調され、とくにおすすめの施策として「1on1面談」を挙げられました。面談の意義や、効果的な実施のしかたをわかりやすく解説いただき、「自社の管理職社員にぜひ共有したい」という声も聞かれました。
経験豊富な講師による、実践的かつ体系的な解説の模様は、お手元のDVDまたは【セミナー動画配信】でご覧ください。
(DVD収録時間:2時間08分15秒)