【2021年11月開催】 実務セミナー
実務で鍛える! プレイングマネージャーの育て方
現在、日本で働く管理職の多くが、マネジメントと現場の仕事を兼任して行なう「プレイングマネージャー」であるといいます。個人としての成果を上げながら、管理者としてチームの成果も高める、ふたつの役割を担うプレイングマネージャーは、これからの時代、企業にとって欠かすことのできない重要な存在といえますが、同時にマネージャーの育成には課題も多く、「研修をしているのに優秀なマネージャーが育たない」など、悩みを抱える企業も少なくないのではないでしょうか。本セミナーでは、部下育成のプロである講師が、優秀なプレイングマネージャーを育てるための実践的なノウハウを、事例を交えながら教えます。
2021年11月18日(木) 13:30~16:30
講師:望月禎彦氏(人事政策研究所 代表) ユニ・チャーム株式会社人事部で採用・研修の実務を経験。1992年独立以来、中堅企業の人事政策面を徹底支援。「行動」をベースにした独自の理論を駆使し、“できる人”を着実に増やし、成果につなげている。実際の支援先は30年間で350社を超える。著書に『「部下ノート」がすべてを解決する』(アスコム、共著)など。
○はじめに
○1.まず計画を立てる
○2.効果的なOFF-JTの提供
○3.上司として彼らとどう向き合うか
○4.効果的な『研修』でサポートする
○まとめ
▲セミナーの様子
日本で働く管理職の多くが、マネジメントだけでなく「プレイヤー」としての役割も担う「プレイングマネージャー」である昨今、その育成が、多くの企業にとって重要課題となっていることは言うまでもないでしょう。そこで今回は、会社の将来を担う優秀なプレイングマネージャーを育てるための、実践的なノウハウを紹介していただきました。
今回講師にお迎えしたのは、人事政策研究所代表・望月禎彦先生。「行動」をベースにした独自の理論により、30年間にわたり中堅企業の人事部門を支援されていらっしゃいます。
セミナー冒頭、望月先生は、「有望な人材に “修羅場”を体験させることこそが、デキるプレイングマネージャーを育てる秘訣です」と語られました。
異動や担当替えなど、経験したことのない業務(=修羅場)を与え経験させることが、人材を育てるうえで最も効果的なのだといいます。
セミナーでは、修羅場を通して、有望な人材を着実かつ効率的に成長へと導いていく手法について、具体的に解説いただきました。
たとえば、修羅場に向き合うにあたってマネージャーにぜひ実践させたいものとして望月先生が挙げられたのが、“自分プロジェクト”。これは、マネージャー自身に課題を設定させ、課題についての現状や、原因と対策、実行プランなどを1枚の紙にまとめさせるというものです。課題の克服はもちろんですが、自ら書いて考えることで、頭を整理し、モチベーションを高めていくうえでも有効な手法だといいます。
セミナーでは、書き方の実例もご紹介いただき、参考にされた方も多かったようです。
そのほかにも、有望な人材を見極める方法として、社内の人材を「実績」と「ポテンシャル」で評価する『ファイブボックス』と呼ばれるツールや、上司として部下と向き合うにあたって活用したい『部下ノート』の実践方法など、様々なノウハウを解説いただき、人材育成に携わる方に幅広くお役立ていただける情報満載のセミナーとなりました。
経験豊富な講師による臨場感あふれる講義の模様は、お手元のDVDまたは【セミナー動画配信】でご覧ください。
(DVD収録時間:1時間52分21秒)