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会社の電子申請の手続きに欠かせない「e-Gov」のシステム切替について

2024年8月の総務豆知識

会社の電子申請の手続きに欠かせない「e-Gov」のシステム切替について
公開日:2024年7月29日
各種業務の効率化、電子化、DX化の要請が高まっていますが、たとえば行政機関への申請書や届出書などを紙ベースで作成し、郵送や従業員が直接出向いて提出等しているという中小企業もまだまだ少なくないのではないでしょうか。
以下では、会社に関わる電子申請の手続きで欠かせないものとなっている「e-Gov」の概要と、8月に実施予定のシステムの切替に伴う変更内容をみていきます。

(1)e-Govとは

e-Gov(イーガブ:電子政府の総合窓口)は、デジタル庁が運営するポータルサイトで、インターネットを使って行政サービスの効率化を目指すことを目的としています。
現在、e-Govでは、次のサービスが提供されています。
1.電子申請 インターネット上の一つの窓口から、24時間365日いつでも行政機関に対する申請・届出等を行なうことが可能です。
2.法令検索 現行施行されている法令(憲法・法律・政令・勅令・府省令・規則)を検索することができます。
3.データポータル 行政機関のオープンデータを横断的に検索することができます。
4.パブリックコメント 意見の提出のほか、各府省のパブリックコメントの募集状況や意見提出方法、結果を確認することができます。
5.文書管理 各行政機関が管理する行政文書について、行政文書ファイル管理簿を検索することができます。
6.個人情報保護 各行政機関が保有する個人情報ファイル簿を検索することができます。

(2)e-Govのシステム切替

e-Govポータルから、2024年8月13日に実施予定のe-Govのシステム切替に伴う操作等の変更の概要が示されました。
今回の主な変更内容は次のとおりです。

①アカウントの仮登録時の認証

現在、アカウント仮登録時に人間が入力しているかどうかの検証・判定のため、「私はロボットではありません」のチェックや、画像選択操作が必須です。
切替後も同様の検証・判定はありますが、利用者によるチェックや画像選択の操作が不要になります。

②電子申請関係

手続ブックマークの登録可能数が増える、申請書入力時に提出先が検索できるようになる、といった変更があります。

③パブリック・コメント関係

現在は、意見提出フォームに入力して意見を提出していますが、切替後は、電子ファイルによる意見の提出も選択できるようになります。


詳細については、以下のサイトで確認してください。

参考

e-Govポータル(デジタル庁)
https://www.e-gov.go.jp/

e-Govの概要(デジタル庁)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2210_05common/221110/common02_0106.pdf